Amazon「SKUの諸費用カード」とは?利益・手数料・在庫を見える化する便利機能を解説

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さてAmazonセラーの皆様、「SKUの諸費用カード」をご存じでしょうか?

SKUの諸費用カードとは、Amazonセラーセントラルの「全在庫の管理」に表示される各SKUの手数料、費用、純利益などをより詳細かつ視覚的にわかりやすく確認できる便利な機能です。

諸費用のみならず、売上やFBA納品状況・定期おトク便登録数など、SKU毎の各情報を素早くチェックできるため、SKU単位での手数料の見積りやコスト削減の検討にも役立ちます。

今回の記事では、「SKUの諸費用カード」の各機能について、特徴から確認できる項目について解説していきます。

SKUの詳しい状況をさらに確認したい方には必見の内容ですので、ぜひご参考ください。

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「SKUの諸費用カード」とは

「SKUの諸費用カード」とは、「全在庫の管理」に表示されているSKU情報をより詳しく表示する機能となります。

「全在庫の管理」の各商品一覧にあるSKUをクリックすることで、SKUの諸費用カードを確認できますが、セラーセントラル上では ” 固有の名称 ” としては公開されておらず、まだ馴染みがない方も多いことでしょう。

「全在庫の管理」に表示されているSKU情報では、SKU単位で以下の項目を確認することが可能です。

  • 売上
  • 諸費用
  • 価格設定
  • 在庫
  • FBA納品状況
  • 定期お特便に関する状況

そのため、全在庫の管理ページ上にある、各SKUのステータスをより詳しく確認したい場合に有効な機能です。

また、各SKUごとの状況をファイル形式で出力する機能もございますので、各種数値データを蓄積されたい場合にも活用いただけます。

ファイルの出力に関する詳細は本ブログ後半で解説いたします。

「SKUの諸費用カード」の特徴・メリット

SKUの諸費用カードの特徴は、「全在庫の管理」上の情報をより細かく展開している点にあります。

1つのSKUの定期的な売上確認やFBAにて発生している諸費用をより詳しく、包括的に記載していますので、短~長期的に単一SKUの販売傾向やカート獲得状況、FBAのリアルタイムのステータスをまとめて確認することが可能です。

各項目を一つのページで素早く確認できる手軽さがメリットとなります。

そのため、以下のようなケースの時に有用です。

  • 一つのSKUを定点的に観測する必要がある場合
  • 咄嗟に一つのSKUの複数項目を確認する場合かつ、在庫管理上の情報のみだと不足する場合

反面、ビジネスレポートや広告レポートと異なり、セッション数やページビュー数は確認できず、あくまで管理上の数値を確認するための機能に特化しています。

確認方法としては「全在庫管理」上の各商品のSKUよりご確認いただけます。

「SKUの諸費用カード」の確認方法

  1. セラートップのバーガーメニューより「在庫」⇒「全在庫の管理」
  2. 表示される商品一覧のSKUをクリック

「SKUの諸費用カード」で確認できる項目は6種類

SKUの諸費用カードにて確認が行える項目と記載内容は以下の通りです。

  1. 売上…集計期間内のSKUの売上と販売点数、カテゴリランキング、推奨情報
  2. SKUの諸費用…集計期間内の総費用、売上、純利益
  3. 価格…現在の価格、出品価格の下限/上限、比較対照価格
  4. 在庫 ※1…FBAに関する在庫日数、在庫ステータスの内訳など
  5. 入荷 ※2…直近で作成されたFBA納品プラン経由の納品数量
  6. 定期おトク便で注文…定期お特便設定状況、登録数、割引率

※1自社出荷の場合は在庫数のみ
※2自社出荷の場合は項目なし

次に各項目の詳細を順に解説していきます。

1. 売上

「売上」の項目では、期間別の注文点数、平均販売点数、平均売価を確認できます。

期間は7日間、30日間、6か月、12か月にて変更できます。

SKU/ASIN単位での集計の切り替えもできますので、自社出荷用とFBA用で同一ASINを異なるSKUに分けている際にも、まとめて状況を確認することが可能となっています。

2. SKUの諸費用

「SKUの諸費用」では期間別の販売数、販売価格、各種手数料、それらを差し引いた純利益を確認できます。

表示期間は最大約2年分まで遡ることが可能です。

また、各種手数料項目ではスポンサープロダクト広告による広告料、FBA手数料を確認できます。

設定した期間に対してどれくらい各種手数料が発生しているかを簡易に確認することが可能です。

諸費用に関するデータを全商品分取得したい場合には項目下部にございます「SKUの諸費用レポート」より取得が可能です。

3. 価格

「価格」は全在庫の管理ページと確認できる項目に加えて、「他社サイトの価格」「最低価格」を確認できます。

「全在庫の管理」と共通する点として、「他社サイトの価格」「最低価格」などはAmazonシステムで参考価格を検証できてから表示されるものとなります。Amazonでも価格に関する情報を持ち合わせていない商品の場合は表示されません。

また、本項目では、全在庫の管理ページ同様に価格変更に関する機能を有しており、「現在の価格」と「出品価格の下限/上限」の設定、「価格の自動設定」を行うことが可能です。

4. 在庫

「在庫」の項目では主にFBA在庫状況について記載されています。
SKUが自社出荷の場合、現在の在庫数量のみ表示されます。

詳細な項目は以下の通りです。

  • コンディション…保管時の商品状態と寸法・重量
  • 在庫日数…在庫保管日数
  • 超過在庫…余剰在庫(販売見込みに対して多く保管された在庫)
  • 在庫の補充…発注推奨の数量と推奨納品期日 ※1
  • FBA在庫の内訳…ステータス毎の在庫数量
  • 予約済み…予約済み商品のステータス毎の在庫数量
  • 販売不可…販売に適さない状態のFBA在庫
  • FBA在庫期間(日数)…各期間に該当する在庫数 ※2
  • 仕入れ先のリードタイム…仕入先が商品を出品者の施設まで配送するために必要な時間
  • 再発注の頻度…商品を補充する頻度

※1「FBA発注推奨」ページの「推奨される在庫補充数量」「推奨出荷日」と同一の値
https://sellercentral.amazon.co.jp/restockinventory/recommendations?ref=fbacentral_nav_fba
確認日:2026年10月31日

※2 FBA在庫管理に記載されている「保管日数」と同一の値
https://sellercentral.amazon.co.jp/inventoryplanning/manageinventoryhealth?ref_=xx_invplan_dnav_xx
確認日:2026年10月31日

「仕入れ先のリードタイム」「再発注の頻度」のそれぞれはAmazonがこれまでの納品ペースや販売ペースを基にシステムで予測された値となります。

5. 入荷

主にFBA出荷のSKUのための項目となっており、FBA納品にて入荷予定となっている場合の各ステータスを確認できます。

自社出荷の場合には現在の在庫数が表示されるのみとなっています。

6. 定期おトク便で注文

「定期おトク便で注文」ではSKUの定期おトク便設定状況、登録者数、設定中の割引率を確認できます。

また、ステータス確認のほかに定期おトク便の管理ページへの遷移や割引率の変更を行えるほか、定期おトク便の登録者数に対して在庫数が少ない場合にはアラートが表示されます。

ここまでの内容がブラウザ上で確認できる、「SKUの諸費用カード」におけるSKUごとの各項目の詳細情報となります。

各SKUごとの状況をまとめて確認されたい方、データを蓄積されたい方向けに次章ではレポート出力手順を解説いたします。

「SKUの諸費用レポート」による確認方法

「SKUの諸費用レポート」では登録されたすべてのSKUに関する対象期間の販売点数、販売価格の合計、各種手数料をCSV形式で取得できます。特に手数料項目は多岐に渡り確認が取れます。

注意点としては、レポートに出力される項目は売上と各種手数料となる点です。前章で紹介した「価格」「在庫」「入荷」「定期おトク便」に関する情報は記載されていません。

それでは実際に取得してみて確認してみましょう。

「SKUの諸費用レポート」の確認方法

①ヘルプページ内記載の「SKUの諸費用レポートページ」をクリック

ヘルプページ「SKUの諸費用レポート」
https://sellercentral.amazon.co.jp/help/hub/reference/GZ8Y22NL2FSRY8M5/
確認日:2026年10月30日

②ステップ1の項目を選択

「データ集計レベル」では親ASIN、子ASIN、SKUの各レベルを選択できます。「期間」の項目はは最大2年まで遡れます。

※「注記を追加」はメモ機能なので空欄で問題ありません

③ステップ2の項目を選択

オプションと記載されていますが、レポート生成するためには、
いずれかの項目にチェックを入れる必要があります。

④「レポートの生成」をクリック

約1分ほどでレポートが生成されます。

レポート内容の確認

今回は一例として、データ集計レベル「MSKU」、期間「2年」で出力を行いました。

出力内容としては各SKU毎に集計結果が表示されます。集計内容は指定した2年分の値となります。

集計レベルをSKUにしたことで、同一ASINで異なるSKUの集計結果がそれぞれ表示される形となります。そのため、レポート機能で集計を行う際はどのレベルで集計を行うかを意識して出力しましょう。

また各項目の定義は先ほどのヘルプページに記載されていますが、レポート内では英語になっている部分もあります。

まとめ

本ブログの内容を整理すると以下の通りです。

  1. 「SKUの諸費用カード」は「全在庫の管理」から、さらに詳細なSKUの情報を確認できる機能
  2. 確認できる主な項目は売上、SKUの諸費用、価格、在庫、入荷、定期おトク便で注文
  3. SKU全体の状況を確認する場合には「SKUの諸費用レポート」を参照

今回はSKU毎に売上や手数料を確認できる「SKUの諸費用カード」について解説いたしました。

アグザルファでは、今回ご紹介した「SKUの消費用カード」含む、Amazonセラーセントラルについての知識・知見を活かしたサポートが可能です!

セラーセントラル上のSKU管理など、お困りごとがありましたら、ぜひご相談ください!

Amazonセラーセントラルについてお悩みでしたら、まずはお気軽にAmazon専門コンサル・運用代行のアグザルファまでご相談ください!

アグザルファブログが皆様の一助となれば幸いです。

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